不動産売却はどこがいい?大手と中小のメリット・デメリット、判断基準を解説
2026.02.23

不動産を売却する際、「家を売るならどこがいいのか」と悩む人は少なくありません。特に相続した戸建てや土地の売却では、不動産会社選びが結果を大きく左右します。信頼できる不動産会社を判断するには、複数の視点から見極めが必要です。
本記事では、大手企業と地元中小企業それぞれの魅力や注意点、選び方のポイントを丁寧に解説します。
目次
不動産の売却はどこの会社を選ぶかが重要

不動産を売却する際は、信頼できる不動産会社選びが成功の鍵です。不動産売却にあたり、不動産会社は査定や内覧、売買契約、アフターフォローまでを担う重要なパートナー。不動産会社には、規模の大小に応じてそれぞれ異なる強みや特色があります。
大手か中小かという規模の違いだけで決めず、物件や地域との相性、担当者との信頼関係を重視し、複数社を比較して最適な会社を選ぶことが大切です。
大手不動産会社に依頼するメリット・デメリット

効率的に売却したいなら、大手不動産会社は有力な選択肢です。豊富な顧客数や広告力を活かした集客力が魅力ですが、対応の事務的さや両手仲介になりやすいといった注意点も。ここでは、大手に依頼する際のメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
大手不動産仲介会社は、豊富な顧客数と広告力を活かして売却チャンスを広げられるのが強みです。
全国ネットワークにより広範な集客が可能で、休日対応や教育の行き届いた安定したサービスも魅力。広告ツールも充実していて、効率的な売却を期待できる点がメリットです。
デメリット
大手不動産仲介会社には「対応の事務的さ」や「柔軟性の乏しさ」といったデメリットがあります。また、顧客数が多く、両手仲介になりやすいため、売主に不利な値下げ交渉が発生することも。
両手仲介とは、不動産会社が売主・買主の両方と契約し、双方から仲介手数料を得る取引形態。条件次第で対応が後回しにされたり、支店の撤退でサポート体制が変わったりする可能性もあるため、注意が必要です。
地元の中小不動産会社に依頼するメリット・デメリット

地元密着型の中小不動産会社は、地域に詳しく、柔軟な対応ができる点が魅力です。一方で、会社によって対応力や集客力に差がある点には注意。ここでは、中小不動産会社に依頼する際のメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
地元の中小不動産会社は地域特性に詳しく、学区や地元の評判などローカルな情報に精通しています。親身な対応が期待でき、相談しやすい点も魅力です。
売主のみを顧客とする片手仲介が多く、売主の利益を優先した提案を受けやすいほか、条件の悪い物件でも柔軟に対応してもらえる可能性があります。
デメリット
地元の中小不動産会社は、広告力や認知度が低く、集客力で大手に劣るのがデメリットです。
顧客数が少ないため売却チャンスが限られる可能性や、ネット対応が弱い場合も。担当者に得意・不得意分野の偏りがあることもあり、物件によっては売却が難航する可能性があります。
どっちがいい?大手か地元中小企業の選び方

大手か地元企業か、相続した物件によって最適な不動産会社は異なります。具体的な例を用い、あなたの状況に合った選び方のヒントをご紹介します。
人気エリアの物件の場合は大手企業を選ぶ
相続した不動産が新興住宅地や人気エリアの物件にある人には、大手不動産会社がおすすめです。
スピードと広範な集客力を重視する人にも向いています。全国規模の広告力と豊富な顧客ネットワークにより、多くの買主にアプローチでき、条件の良い物件であれば高値売却も期待できます。
郊外の物件の場合は中小企業を選ぶ
相続した不動産が郊外にある、あるいは築年数が古い物件である人は地元の不動産会社がおすすめです。
特に条件の厳しい物件は、中小ならではのきめ細やかな対応が心強い味方に。地域に根ざしたネットワークや柔軟な対応力により、大手では扱いづらい物件でもスムーズに売却できる可能性があります。
物件の特性に合わせて、大手と地元中小を使い分けるのが賢い選択です。
物件の売却を検討中なら住栄都市サービスにご相談ください。
不動産会社選び5つの判断基準

不動産会社を選ぶ際は、実績や地域性、対応の丁寧さなど複数の視点からも見極めることが大切です。ここでは、後悔しない会社選びのために確認しておきたい5つの判断ポイントをご紹介します。
1.売却実績は豊富か
実績の豊富さは、不動産会社選びで重視すべき要素の1つです。
戸建や土地の売却に強いなど条件が近い実績がある会社なら、交渉力や対応力にも期待できます。不動産会社の売却実績は公式サイトなどで確認しましょう。取り扱い物件の種類や価格帯、件数などを事前にチェックしておくこともおすすめです。
2.不動産のある地域に詳しいか
不動産を高く・早く売るには、地域の実情を熟知した不動産会社を選ぶことが重要です。
例えば「このエリアは子育て世帯に人気だから、学区情報を強調しよう」といった提案ができる会社は心強い存在。物件から遠い会社より、地域事情に精通した地元密着型を選ぶと、売却がスムーズに進みやすくなります。
3.誠実な対応をしてくれるか
不動産会社選びでは、担当者がどれだけ親身に対応してくれるかも判断材料になります。質問に丁寧に答え、提案が具体的で、報告もこまめな担当者は信頼できます。
例えば「この部屋は照明を変えると印象がよくなりますよ」といった実践的なアドバイスをくれるかを見極めましょう。
4.査定額に根拠があるか
信頼できる不動産会社を見極めるには、査定額にしっかりとした根拠があるかも重要です。
中には契約を取るためだけに根拠のない高額査定を提示する業者も存在します。相場や物件の状態を的確に踏まえた説明があるかを確認し、複数社の査定とコメントを比較することで、適正な価格や誠実な対応かどうかを判断しましょう。
5.インターネット広告を活用しているか
広告の質や工夫を見ることで、売却活動に積極的な会社かどうかを見極めるヒントになります。特に良い不動産会社を選ぶには、ネット広告に力を入れているかが重要。
今や多くの買主はポータルサイトで物件を探すため、広告の工夫や情報量が売却成功のカギです。会社名で検索し、写真や説明に力を入れているかをチェックしましょう。
不動産会社を選ぶ際の2つの注意点

不動産会社選びでやってはいけないのが、査定額だけで判断したり、強引な専任媒介契約を鵜呑みにすること。相続した大切な不動産を納得のいく売却にするには、冷静に見極める視点が欠かせません。ここでは注意すべき2点と、その理由を具体的に紹介します。
1.査定額だけで判断しない
査定額が高額だという理由だけで不動産会社を選ぶのは要注意です。
仲介査定においては、高い査定額=高く売れるわけではありません。査定額はあくまで過去取引や市場データに基づいた目安にすぎません。担当者の営業力や販売戦略、地域事情の理解が最終的な成約額に大きく影響します。
高すぎる査定額を提示する業者は、契約を取るための釣り餌である可能性があります。複数社に依頼し、査定の根拠と信頼性をしっかり確認した上で判断するのが安心です。
2.強引な専任媒介は信用しない
専任媒介契約は便利な一方、売却に不利になるケースがあります。専任媒介契約とは、1社のみに仲介を依頼する契約。定期的な販売状況の報告や、積極的な営業が期待できますが、自分で買い手を見つけられない、業者の力量に左右されるなどのリスクがあります。
不動産会社の中には、専任契約でしか売れないと強調して契約を迫るケースもあるため、注意が必要です。契約の選択は売主の自由。内容を理解したうえで信頼できる会社を選びましょう。
不動産売却を成功させるには「どこがいいか」を見極めることが重要

相続した不動産売却を成功させるには、「どこがいいか」をしっかり見極めることが不可欠です。大手・地元の中小企業それぞれに強みがあり、地域性や担当者との相性も重要。
売却価格だけではなく、実績や対応力なども総合的に比較し、あなたに合った信頼できる会社を見つけましょう。不安や疑問があれば、まずは住栄都市サービスに相談してみませんか。経験豊富なスタッフが丁寧にサポートします。
監修
佐々木総合法律事務所/弁護士
佐々木 秀一
弁護士
1973年法政大学法学部法律学科卒業後、1977年に司法試験合格。1980年に最高裁判所司法研修所を終了後、弁護士登録をする。不動産取引法等の契約法や、交通事故等の損害賠償法を中心に活動。「契約書式実務全書」を始めとする、著書も多数出版。現在は「ステップ バイ ステップ」のポリシーのもと、依頼案件を誠実に対応し、依頼者の利益を守っている。




